2024/12/21
「あきらめ」と「無力感」の転換を 近畿支部大会開催
金融ユニオン近畿支部は12月21日、第16回定期大会を近畿地協大阪事務所(リモート併用)で開催しました。
支部長から、能登半島地震に始まった激動の1年を振り返り、日本被団協のノーベル平和賞受賞や労基法解体の動きなどを紹介する挨拶が行われ、執行部からの議案提案に続いて討論が行われました。討論では、以下のような意見が出されました。
- ●パワハラが職場の安全配慮義務の欠如となり、労働者の心身両面での健康破壊と不祥事を生んでいる。
- ●【ひとりはみんなのために】が忘れられてきている。
- ●企業が実施する利用者アンケートでは利用者の本音がつかめないことがよくわかった。
- ●CMで転職を美化して勧めているが、転職後の厳しい実態やデメリットが理解されていない。
- ●若年労働者は闘いに立ち上がる前に退職・転職している。
- ●日本の長期にわたる賃金抑制政策で賃金凍結が労働者も当たり前になってあきらめになってしまっている。
- ●何十年もなかった労働者・労働組合の要求実現を後押しするような政治状況が生まれ始めている。
また、2月2日にリモートで開催予定の金融ユニオン中央委員会への近畿支部からの中央委員2名の選出を確認し、全議案が満場一致で採択されました。
最後に副支部長が「世直しの為に、微力ではあるが無力ではないことに確信を持ってがんばろう」と挨拶し、大会を終了しました。