2023/01/20

硬貨も大切なお金なのだ 十円玉100枚と千円札1枚の価値は同じ

 先日、地下鉄の券売機で10円玉18枚入れて180円の切符を買いました。汚れた紙幣や硬貨でも金融機関に持っていけば「同じ価値」の紙幣や硬貨と両替するところが銀行や信金・信組ではなかったのですか。金融機関が「面倒くさいものには手数料」として硬貨の取り扱いついても手数料をとれば、商店街の小売店も、千円のお菓子を5百円硬貨2枚で払う時は千円と手数料100円というのが許されるのですか?

 券面額が表示されている紙幣・硬貨の処理に別途手数料をとるなんて絶対間違っています。

 郵便局で、書き損じの官製ハガキを、手数料を取って新しい切手やハガキと交換するのとは「書き損じ」ということで、価値が大きく減少しているのだからやむを得ませんが、硬貨一枚のATM入金には何の落ち度もありません。

 そもそも3%で始まった消費税導入で、日常的な買い物などに大量の硬貨を必要にさせたのは、日本政府ではなかったのですか。

 「郵政民営化」というのは結局、私たちに、民間金融機関以上の硬貨取扱手数料を課し、土日の通常郵便配達を中止し、採算の取れない郵便局を次々廃止していくということだったようです。


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