2019/12/12

団交だより 契約社員の臨給支給検討状況を詰める-三菱UFJ銀行-

 長年の契約社員の要求である臨給支給は、春闘後の団交で支払い開始の方向で検討を始めたとの回答を受けました。12月の団交でその後の進展を照会したところ、人事部としては、今年からでも支給の方向で検討中との回答がありました。

 みずほ銀行では同じく秋闘の回答で、従来5万円と3万円の支給であったものを10万円と5万円に増額の回答がありました。三菱UFJ銀行でも、一般職行員に準じた金額要求を春闘に向けて検討を始めます。

 続いて、昨年の機関紙12月号で紹介した、組合員のいる関連会社での今年1月からの賃上げについて、問いただしをしました。

 役職者が5千円、一般行員が4千円の引き上げに対して、関連会社では経営職階が4500円、管理職が3500円、一般社員が2500円の賃上げ根拠を問いました。銀行の一般行員4千円は、1%回答とはいえ一律の水準を高めに決めたが、関連会社の2500円の根拠は説明できません。組合はこの格差の納得できる説明を求めています。

 銀行の180店舗の統廃合に関しては、2018年に発表があり、職場のなかで多くの不安があります。その後の進捗状況と職員の業務異動の状況を回答するよう追求していますが、今回も明確な統合店舗数、閉鎖店舗で働いていた職員の異動状況の内容について、回答がありませんでした。

 銀行は異動についての不安を職員が持つことに理解を示しながらも、統合は経営の専決事項であるとして、詳細説明をしません。どのように新業務に就くかは事前の準備も必要で、労使の共同作業を進めていくためにも必要なことであり、関係者の協力を得るうえでも早期に説明をし、協議を行うよう要請しました。

(U)


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