2019/09/18
契約社員の臨給=ボーナス支給を検討中と回答!-三菱UFJ銀行-
団体交渉を名古屋で開催しました。3月の団体交渉では、契約社員の臨給支給は「検討をしているが考えていない」との表明から、「実施を検討中」に大きく前進しました。
この銀行表明は、4月に金融ユニオンが行った大阪、名古屋、東京本店での宣伝が多くの仲間の共感を呼び、従業員組合も積極的な役割を果たし、銀行は「皆さんの希求への声」を受け止め判断させる力になったものと確信します。
引き続いて判例でも出されている正行員との均等待遇を求めてフル勤務契約社員の5年目以降(無期契約者)は、正行員と同等の要求として検討を始めています! 私たちは秋の要求書にこの内容の実現を目指していきます。
5月のMUFG決算発表で、店舗の統廃合を100店舗・20%削減から180店舗・35%へと上乗せ計画を発表しました。今回の団体交渉では、多くの職員が不安に思っていることを示して、この間も3店舗の移転・統合などもあり、現状何店舗の統合まで進み、今後どのようなテンポでどういう店が統合していくのかの計画の明示を求めました。
銀行は、事務量的には従来の9500人分相当の合理化を1万人規模への削減というもので、一人が0.1人分の頑張りを示すことで可能と総合的に判断したとの説明でした。現場では、多くの人が不安に感じているとの発言に対して、銀行はどのような方が言っているのかとの質問でした。それぞれの立場で全職員の声として、将来の対応を考えるためにも、どうなるのかの声を出していこうではありませんか?銀行はできる限り丁寧な説明に努力をすることを約束しました。
銀行は、ディスクロージャー誌に大きくSDGsをうたっています。地球の存続とともに一人残らず尊重する経営をアピールしています。この立場からも引き続き契約社員にも退職金や、10年以上勤務の人には年金取得できる対応の要求なども行いました。
金利低下の厳しい状況ですが、利用者と職員を犠牲にして銀行だけが生き延びる対応は、SDGsに反するものであり、労働組合として職員の皆さんや利用者の皆さんと必要な声を、引き続き出していくことを銀行に伝えました。
(U)