2018/10/10

かつてない規模の災害時代の始まりか!!労働組合活動にも支障が!!

 大阪では、6月に震度6弱の直下型地震に続いて、9月には台風21号・24号が相次いで近畿地方に上陸したため、多くの人が避難生活や損壊した家屋の修復も進まないもとでの生活を余儀なくされ、従来の対策では、とても被災者を救済することができなくなっています。

 地震発生時は月曜の朝であり、多くの人が家を出て学校や会社に向かうピークの時間帯でした。倒れてきたプロック塀の下敷きになった小学校4年生の女子児童や、子どもの見守り活動に向かっていたボランティアの高齢者が命を奪われました。交通機関も一斉にストップし、駅は人であふれかえりました。

 1995年の阪神淡路大震災のマグニチュード7・3より小さいものの、大阪府で震度6弱を観測したのは初めてのことです。2016年4月の熊本地震では大きな揺れが繰り返され被害を大きくしました。

 今年最強とされる台風21号は近畿を中心に全国各地で猛威をふるいました。同じ9月末には、またまた台風24号が近畿に上陸し、日本列島を縦断しました。最大風速44メートル以上の非常に強い勢力を保持したまま、台風が日本に上陸したのは1993年の台風13号以来25年ぶりのことです。

 台風21号の際の報道では、関西国際空港の冠水や、連絡橋に激突したタンカーの映像を中心に報道されていましたが、大阪市内の私の自宅前でも看板がいつ落下してもおかしくない状況になっています。看板の落下のリスクが高まる中、近隣の住民が相次いで、自治体や以前の所有者、NTT・関西電力などに看板の撤去を求めた結果、自治体などに重い腰をあげさせることができました。労働組合もみんなが怒って声をあげれば要求前進につながることを身をもって体験することもできました。

 労働組合が「平和」問題や「自然災害」問題にも取り組まなければ、労働組合活動自体、困難になるということを皆さんにも改めて肝に銘じてほしいです。

(近畿・T)


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