2018/08/10

職場だより 野球部員にだけボーナス加算?

 夏の甲子園高校野球大会のシーズンです。今年は104周年なのに100回の記念大会。このズレは戦時中の中断によるものです。開会式の選手宣誓における「高校野球は平和の象徴」との言葉は私の胸を打ちました。高校野球も組合活動も平和があってこそです。

 しかし、職場ではせっかくの野球熱に水を指すような出来事がありました。4月に着任した10年ぶりの生え抜き理事長は、公の場で度々「働きやすい職場作り」や「職員の待遇改善」を口にしており、評価できるスタートです。ところが実際には「おかしな改善第一歩」が実施されました。夏期臨給を15名ほどの野球部員にだけ無条件で一律2万円加算したのです。「国体はじめ様々な大会に出場し、金庫の知名度アップに貢献するとともに少年野球教室指導などで社会貢献活動をした。土日の練習や部活動における移動の費用負担も多く、それに報いるため」がその理由であると通達に明記されておりました。

 経営者の指揮下にあり金庫の公式活動をしているのであれば勤務とし、中途半端な臨給加算などではなく、きちんと賃金を支払うべきです。職員に報いようとする新理事長の姿勢を頭から否定したくはありませんが、少なくとも野球部員だけでなく、全ての職員に加算のチャンスを広げる形で組合として改善を求めて行きたいと思います。

(K)


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