2017/02/18
驚きの金融労働運動の歴史を学ぶ -東北・東京・関信合同春闘討論集会-
山形県のかみのやま温泉において、東北地協と東京地連および関信支部の金融労連3地方組織合同春闘討論集会が、金融ユニオン東北支部の仲間も参加し開催されました。
冒頭、東北地協議長が、「地方ほど資金ニーズが低く、人員削減により労働密度が上昇しているにも関わらずマイナス金利の影響による収益低下を口実に実質賃金低下が起こっている。労基法は完全に我々を守ってくれない。この集会で活発な討論を行い、春闘では一丸となって成果を勝ち取ろう」と挨拶。
続いて、前金融労連書記M氏から「金融の労働組合が歩んできた道・これから歩む道」と題して講演をしていただきました。同氏は、45年間の労働運動経験を「高度成長期」「安定期」「低成長期」に分けて若い参加者にも分かりやすく解説。特に89年からの完全週休2日制は、実は金融の労働組合が18年もの交渉期間を経て他の産業に先駆けて実現し、その後の他産業での導入に大きな影響を与えたこと、かつては臨給が一人一回100万円を越えていた時代があったことなどの説明に、若い参加者は驚きが隠せない様子でした。
講演後と翌日午前中は3班に別れての分散会と、全体会議での報告会を実施。育児中の時短、生理休暇、職員の奨学金肩代わり融資、目標とノルマについてなど、いつも東北の仲間で話し合うより更に幅広く、新たな情報もあり非常に有意義なものとなりました。
(K)