2017/02/10
職場だより 明治安田生命保険の事務処理センター(MYJ)で労災発生
-新生銀行-「中途採用者への次長職 昇格」を継続交渉
明治安田生命保険の事務処理センター(MYJ)で労災発生
明治安田生命保険の事務処理センターであるMYJ大阪センターで、組合員のOさんが職場で腰を痛める労災が発生しました。
事務センターでの仕事は、パソコンを使っての事務処理業務が日々の仕事ですが、一定時期には事務処理後の書類を倉庫に持ち込む作業があり、書類が詰められた重い段ボール箱を整理棚に片づける仕事があります。
Oさんも、その作業を指示されて、段ボール箱を高い棚に持ち上げようとして腰を痛めたものです。周りの職員も以前から、女性の契約社員に重いものを扱わせる作業は問題だとの意見も出ていました。若い正社員を含め、必要であれば男性中心の作業を行うなど、作業体制の見直しを要求しています。
「中途採用者への次長職 昇格」を継続交渉 -新生銀行-
新卒採用者は相応に処遇され、即戦力を期待される中途採用者には、教育的な対応がほとんどなく、人員整理方針が出ると当然のように退職勧奨をされてきました。Sさんも入行3年目に退職勧奨を受けました。
以後、臨給は新卒者の夏の支給額の半額以下の水準という低額が続きました。その後、仕事ぶりが評価されて本部次長職担当の仕事を任され、代理職相応の臨給になりました。その職務を2年続け、財務省検査などの対外的な業務もきちんとやり、休みがちの同僚の支援もしながら業務をこなしてきました。昨年4月の春闘以降、7月の定例昇格時期に昇格するように要求をしてきましたが、マネジメント力が不足として、昇格なしとの評価を受け、見送られました。
昨年10月、社長が全行員に対し、社内の活性化の必要性を訴え、人事上の問題も含めて率直な意見の提出を求めてきました。Sさんと組合は、中途採用者の差別処遇改善について中途採用者の実態の公表と、Sさんの入行3年目時の退職勧奨理由の開示、その後続いた低評価の臨給などの説明を求めるとともに、過去の差別評価を是正させるためにも次長職への早期引き上げを交渉してきました。
しかし、銀行は退職勧奨の理由として、当時はリストラをする経営状況だったと説明するだけで、Sさんの仕事ぶりから、なぜ退職対象者になったのかの説明はなく、中途採用者だから退職対象者になったとしか考えられないと追求しました。銀行の対応に疑問を持つSさんに、誠実に答えることが社長方針に合うものであることを主張して、2017年春闘では頑張っていく決意です。中途採用者の皆さんに大きな励みとなるSさんの要求実現に向け、皆さんのご支援をよろしくお願いします。
(U)