2016/11/10
ストレスチェック制度を育てよう その②
9月26日、実際に面接指導を受けたところ、
- ①担当医は金庫の嘱託医である内科の医院長で心療内科医ではない。
- ②勤務実態があらかじめ医師に伝わっていないとスムーズな面接にはならず、要項にも医師に情報提供するようにとあるにも関わらず、一切伝わっていなかった。
- ③医院長自身がストレスチェック制度に基づく面接指導が、初めての様子で対応に苦慮していた。
②に関しては、あらかじめ想定できましたので、私は「ストレスによる自覚症状」(異常発汗、不眠、倦怠感、憂鬱感など)と「ストレス原因として自覚する自分の置かれた環境」を、書面にまとめて医師に渡しました。「これは参考になる」と感謝され、「配置転換に関しては、キャリアや経験への配慮が必要であることは医師の判断として、金庫に伝える」と回答をいただきました。
しかし、それよりも問題なのは①金庫では私しか面接指導を希望していない様であること。②医院長からは、「血圧上昇、体重減少など内科医から見た異常が見受けられないから、そんなに大事ではない」という姿勢が垣間見られたということでした。
ストレスチェックはまだまだ始まったばかりですが、ストレスを抱える個人への対応にとどまらず、「集団ごとに集計分析された労働者の心理的負担軽減のための処置を講じるもの」とされています。職場の仲間の多くがありのままの状況を回答し、面接指導に臨むことによって環境が変えられる可能性があります。
是非とも情報や意見を交流し、必要な点は改善を訴え、私たち労働者のストレス軽減に有益な制度にして、働きやすい職場を作りましょう。
(K)
「ストレスチェック制度を育てよう その①」は、こちらからご覧になれます。